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 フラット35 S 優遇金利・申し込み・審査

前のページでは、フラット35S 優良住宅支援制度の技術基準についてを主にご説明しました。

フラット35Sは、技術基準をクリアするだけで更に高品質の住宅を取得できますが、当然のことながら費用は別途かかってきます。
ここでご紹介する内容は、具体的にフラット35Sの申し込み手続きや、優遇金利のことを中心に、ご自分やご家族にとってフラット35Sを本当に利用すべきかどうかをよくご検討いただく材料にしていただきたいです。

フラット35の種類とは

  フラット35Sの目的を突き詰めて考える
フラット35Sは住宅金融支援機構の定めた、特定の基準をクリアすることによって、利用者にとっては金利の優遇が受けられる制度。金利の優遇と聞くとこれだけでもかなりのメリットになりそうですが、実際のところはどうでしょうか。


 フラット35Sの優遇金利
フラット35Sでは、通常の金利よりも支払い開始から5年間は「0.3%」の金利優遇が受けられます。例えば、実行のタイミングでフラット35の金利が3%だとすると、住宅ローン支払い開始〜5年間は「2.7%」の金利で済む訳です。

金利の0.3%は大きいです。どれぐらいの金額に相当するか、計算してみましょう。


例:借入れ金額 3,000万円 35年固定 ボーナス払いなし 金利3.0%

3.0%の毎月の返済額= 115,455
2.7%の毎月の返済額= 110,491

差額(月): 115,455 - 110,491 = 4,964
得する金額 = 4,964 × 5年 × 12ヶ月 = 297,840



上記の例で考えると、約30万円程度得する計算になります。これは金額的に単純にみても非常に大きいものです。


 フラット35Sの真のメリット
しつこいですが、フラット35Sの優遇金利は、追加の技術基準をクリアする必要があります。この「追加の」というところがミソです。

そうです。追加するということは通常よりコストがかかるのです。元々想定外であることを追加で行うからには、当然の話。ですから、何度も書いていますが、フラット35Sの最大のメリットは「優遇金利」そのものではないと考えると話しが判りやすいと思います。

フラット35Sの話を聞いたとき、最初は「優遇金利が受けられる!支払い減らせる!」と単純に思い込む方がほとんどだと思われますが、実際には「費用をかけて追加の基準をクリアする必要がある」ため、実は住宅の取得コストが上がっており、返済という面だけから比較すれば実は大して返済額が減らせるわけではない制度だと認識できるはずです。

つまり、フラット35Sとは

「優遇金利で浮いた分の費用で、安心の住宅性能を追加できる」

制度である、と理解するのがどちらかと言うと正しいのではないでしょうか。


 コスト面からの技術基準選択
通常、個人で取得する住宅の場合で、フラット35Sの技術基準をクリアしようとした場合、もっともおすすめなのは「耐震性に優れた住宅」の基準です。これは、日本という国の特徴でもあり、地震に対する安心はやればやるほど得られると思います。
この技術基準をすすめる利用は、コスト面からのメリットもあります。フラット35で得られる優遇金利分の費用は上記例で約30万円。ハウスメーカーや工務店にもよりますが、2階建ての戸建住宅の場合、同程度の費用で耐震等級2をクリアできることも多く、多大な費用がかからないところがメリットです。(3階建てはこの話に当てはまらないことも多いです)

もちろん、生活におけるランニングコスト、冷暖房費用を考えれば、「省エネルギー性」の基準も捨てがたいですが、初期コストは耐震等級と比較して若干高くなることが多く、最近の住宅はただでさえ気密性が高い住宅が多いという点もあり、やはり耐震をおすすめします。


 フラット35Sの申し込みタイミングに注意!
最後になりますが、フラット35は追加の技術基準をクリアするだけでは利用できない制度であることに注意が必要です。それは、フラット35Sは申し込み期間が定められており(年毎に異なりますが、年2回の申し込み期間が設けられています)、その期間にフラット35Sを利用する上の申込書をフラット35を利用する金融機関に提出する必要があります。

このフラット35Sの申し込みは、フラット35自体の申し込みとタイミングを合わせる必要はありませんが、建築中の適合証明書発行機関が行う検査をフラット35Sの基準で行う必要があるため、家づくりの進み具合によっては利用できないこともあります。

具体的には「竣工」のタイミング前に申し込みが完了&適合証明書発行機関への検査申請をフラット35Sで行っていることが必須となりますが、詳しいタイミングはハウスメーカー又は、適合証明書の発行を依頼している検査機関に問い合わせるのが確実です。竣工は家づくりが始まると意外と早いもの。必ず早めに確認しておいてください。

※当ページの内容に関わる詳細な情報は、住宅金融支援機構のページを必ずご確認ください。

タイミングよく手続きさえ通れば、難しくないフラット35S 優良住宅取得支援制度。安心住宅の取得のためにも出来る限りの利用をおすすめします。

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